【投稿日:2021/2/27、更新日:2021/3/2】
こんにちは。
PGAツアー 2020-2021シーズン WGCワークデイ選手権@ザ・コンセッションの結果です。
コース情報、過去の優勝者や松山英樹プロの過去成績などの大会情報は、過去に記事としてまとめていますので、そちらを参照してください。
過去記事(大会情報・過去成績)
>>WGCワークデイ選手権(大会情報/PGAツアー/松山英樹)
この記事では、1日単位での公表データを通算としてまとめることで、データを比較しやすくしています。
松山英樹プロの好不調やスコアに影響したデータを独自分析していきます。
本大会はビックタイトルで、世界のトップ選手のみが出場しています。
今シーズン最初のWGCのタイトルは誰が獲得するのでしょうか。
PGAツアー情報
PGAツアーガイド(スケジュール/開催地/松山英樹)
松山英樹プロは、すでにWGCのタイトルを2度獲得していますので、3つ目のタイトルとなるでしょうか。
過去成績まとめ
>>松山英樹まとめ【プロフィール/獲得賞金/出場予定/試合結果】
この記事でわかる事柄
- リーダーボード(1ラウンド毎の変動)
- 松山英樹プロのスコア詳細
- ラウンドデータまとめ(パーオン率、SGパッティングなど)
リーダーボード(順位推移)
日本勢は松山英樹プロと稲森佑貴プロの二人が出場しています。
今大会は、出場選手70名、予選落ちがない試合です。
日本ツアーを代表して出場の稲森佑貴プロも3rdラウンドまで上位につけていました。
フェアウェイキープ率が出場選手中上位で、この個性はPGAツアーでも通用していましたね。
finalラウンドでは、SG・パッティングが-5.3と非常にパターで苦戦してしまい、大きく順位を落としてしまいました。
ただ、とても良いゴルフを展開していましたので、今後の活躍を期待します!
1stラウンド
66の6アンダーで、ウェブ・シンプソンとマシュー・フィッツパトリックが首位発進となりました。
それに続く5アンダーが4人、4アンダーが6人となっており、混戦模様となっています。
どういう展開になるのか、予想がつかない中で1stラウンドが終了した印象として、池にからむホールが非常に多いですが、ティーショットがトラブルにならなければ、何とかなりそうな感じはしました。
ただ、グリーンのアンジュレーションが中継で伝わってこない以上にあるようで、3パットしないようにするのも攻略のカギとなりそうです。
2ndラウンド
ブルックス・ケプカが、今日6アンダー、通算11アンダーで単独首位となりました。
大舞台に強いメジャー男が、WBCのタイトル奪取なるでしょうか。
今シーズン1月のフェニックスオープンで四日間に渡って安定したラウンドをしていたように、67-66と高いレベルを連続して出してきているので、このままトップを走りそうな雰囲気が出てますね。
今日のベストスコアは、コリン・モリカワとブライソン・デシャンボーが出した8アンダー。
難しそうなコースなんですが、ビックスコア出るんですね。。
一方で、松山プロが初日に苦戦したように、アンプレヤブルや池がからむと大叩きもあるようです。
今日はビクトル・ホブラントがクアドラプルボギー(+4)を出してしまいましたね。
これは正直、不運である要素も多いと思いますが。
ビクトル・ホブラントの素晴らしいところは、これだけの大叩きしてしまった後でも明るく振る舞えるところ。
トッププロとして素晴らしい立ち振る舞いですね!
3rdラウンド以降も、「ビックスコア」と「大叩き」に注目です。
ビクトル・ホブラントのクアドラプルボギー(+4)>>
3rdラウンド
コリン・モリカワがToday5アンダー、トータル15アンダーで単独首位に立ちました。
フロントナインで5連続バーディーを取るなど、前半から差を広げ、一時は5打差をつける展開で独走に。
今日は13番のPar5が非常に難しいピンポジションになっていて、2打でグリーン近くにいってもボギーにする選手がたくさんいましたが、コリン・モリカワも3パットでボギーとすると怪しい展開に。
結局17番でボギーとしたところで後続と2打差になってしまいました。。
とはいえ、コリン・モリカワはショットが非常に良いので、爆発力ありますし、大崩れせずにこのまま走るかもしれませんね!
また、今日最終組でスタートしたキャメロン・スミスは3番までで2バーディーを獲って首位に浮上するも、池につかってトリプルボギーを叩くなど、結果的にToday5オーバーの大叩きになってしまいました。。
ケプカもいきなりアンプレヤブルに捕まるなどバタバタのゴルフとなりました。
この3日間で、池、アンプレヤブル、グリーンが硬くアンジュレーションでボールが止まらない、3パット。。。本当にいろんな場面を見ました。
2打差での最終日は、本当に何が起こるかわからないです。
finalラウンド
最終ラウンドは、昨日に引き続いてグリーンが硬くて厳しいセッティング。
グリーンオンしたボールが転がってはるか遠くにいったり、バックスピンで池に入ったり。。
メジャーと同じような難しいセッティングで、これだけのトップ選手達でも80を打つというラウンドになりました。
コリン・モリカワが今日も3アンダーをマークして、優勝となりました。
まず、出だしの1番で、バンカー、バンカーでピンチになったのですが、うまく寄せてワンパット。
ここでつまずかなかったのは大きかったですが、2番で良いショットでグリーンヒットするもアプローチをミスしてボギー。
とりたい3番ホールもとれないという実はあやしい立ち上がり。。
それでもフロントナインで取り返して、そのままきっちりとリードを保つ展開に。
そのままボギーすら打つことなく、安定のゴルフができました。
上位選手でも、池、アンプレヤブルや3パットといった大きなトラブルがたくさん見られた試合で、優勝争いの中でトラブルがなかったことが大きかったです。
これでPGAツアー4勝目、既にメジャーとWGCを獲得という素晴らしい成績。
コリン・モリカワは、先週のリビエラの予選ラウンドで結構バタバタしていたイメージがあったので、安定のゴルフで優勝するとは意外な流れでした。。
トップ選手の好不調は紙一重なんですね。
松山英樹ラウンドデータ
1stラウンド
本人のコメントにもあったように、今日は途中までとても良い内容のゴルフでした。
フロントナインは3アンダーで上位につける展開。
そんな中、崩れ始めたのが13番。
ティーショットが左にいく傾向が出ました。
ミスに池やブッシュがからむと、どうしてもスコアが崩れてしまいます。。
出場選手全体のスコア的には易しいホールが3番、13番、17番だったようで、13番のダボはもったいなかったですね。。
ただ最も悔やまれるのが18番ホール。。
アンプレヤブルからの池ポチャでトリプルボギーとなってしまいました。
松山プロレベルの選手からすれば、これだけミスが連続するのは珍しいことです。。
結果論ですが、アンプレヤブルからは距離も相当残っていたので無理せずに刻んで良かったのかもしれません。。
一方で、ショットの状態が悪くないからこそチャレンジしたとも考えられます。
そう考えると、好不調とスコアは紙一重なんでしょうね。
(ちなみに今日は、5番、14番、18番が難しいホールだったようで、落としてしまった18番はそもそも難易度高めではあったようですが)
インタビューでは、言い訳せずに結果にこだわる姿勢を見せてくれました。
本人も思うところは相当あると思いますが、逃げずに次につなげる姿勢は素晴らしいです。
いつも気になるパターの動向ですが、1stラウンドは約10mの長いのが決まったのをはじめ、よく入っていると思いました。
ストロークゲインド・パッティングのスタッツをみても1.658ということで、いい感じではないでしょうか。
ストローク・ゲインドの説明は過去記事>>
【簡単!用語解説】ストローク・ゲインド(SG)とは?
2ndラウンド
今日は、1イーグル、7バーディー、3ボギーで6アンダーを記録!
順位も一気に12位へ。
ヒデキチャージきましたね!
これくらいは普通とクールに思ってそうですが。
まずはスタートホールの10番をべたピンでバーディーとって良いスタートを切ると、12番バーディー、14番チップインイーグルということで、4ホールで4アンダーという最高の出だしでした。
15番は惜しいボギーでしたが、17番のPar5はタップインの楽々バーディー、そして昨日トリプル打った18番は無難にパーでした。
こういった感じで、昨日39と苦戦したバックナインを31というビックスコアを出すことに成功しました!
続くフロントナインはパターがいい感じでした。
3番は7mのバーディーパット、9番は4.5mのバーディーパット、これらを見事に沈めるなど、すごい良いパットだったように思います。
また、アプローチに関しては、7番ホールで奥からのアプローチをべたピンに寄せて楽々バーディー、ということもありました。
久々にかみあったと本人コメントにありましたが、ティーショットからパターまで全体的に良い内容でしたね!
3rdラウンド
今日は6バーディー、2ボギーの4アンダーで、トータル10アンダーで7位に浮上しました。
出だしからバンカーに入れるも、チップインバーディーでのスタート。
その後も連続でバンカーに入れるも、べたピンのナイスリカバリーが続きました。
ドライバー含めショットは安定していたように思います。
ボギーをとったホールは、そこまで長いパターではなかったので悔しいですね。
ストロークゲインドパッティングは、それが効いたのだと思います。
本人コメントを聞く限り納得していなかったのは、しっかり順位を上げられている中で悔やまれるものがあったからではないかと。手ごたえもあるのだと思いました。
トップと5打差なので、かみあえば十分にチャンスあると思います。
finalラウンド、注目しましょう!
finalラウンド
スタート前のレンジでの映像で、首か肩を痛そうにしていたのが気になりました。
痛み止めを飲んだようにも見えたので、状態が心配な中でのスタート。
出だしの1番でバンカーからアゴにあたったのかミスショットで、ボギースタートに。
3番で取り返すも、4番のショートパットを外してバーディーを逃すと、続く5番で3パットを打ってしまうという悪い流れ。。
(連続3パットなし記録も225ホールでストップとなりました)
今日はストロークゲインド・パッティングが-2.5ということで、数字上も悪い一日となりました。
ショットに関しては、なかなか思うようなショットが出ないという本人コメントがありました。
特に池に入れてしまった18番のセカンドショットは納得がいかなかったようで。
確かに18番ホールは、今大会4ラウンド中3ラウンドで右に曲げるショットが出て、苦手ホールのようにも見えました。
ただ、ショットは修正が効くようになっているというコメントがあったので不安は少ないようです。
課題のパターはコーチと相談しながらやっていこうと思うというコメントでしたので、チームで取り組んでいるようですね。
個人的にはスタート前の痛みのしぐさが少し心配です。。
次週のベイヒルから飯田トレーナーが合流するそうなので、改善することを願います!
(参考)PGAツアー観戦方法
>>ゴルフネットワークプラス(PGAツアー・ゴルフ番組など)
私は、ゴルフネットワークのPGAツアー中継を観ています。
有料会員登録が必要ですが、ゴルフネットワークは時間差の視聴もでき、好きな時間にゴルフ中継を観ることができます。
また、ゴルフ中継を観るのは楽しみの一面が大きいですが、今振り返ってみるとアプローチやパターのイメージを作るのにとても役立っています。
アマチュアは、アプローチやパターの寄せ方の知識をあまり持っていないので、ゴルフ中継やゴルフ動画を活用して、うまい寄せ方を学ぶことをおすすめします。
特にセッティングが難しいPGAツアーは、いろんなプレーを数多く観ることができるので、知識として持っておいて損はないです。
おわりに
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、PGAツアー WGCワークデイ選手権@ザ・コンセッションの結果を紹介しました。
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