【投稿:2021/9/23、更新:2022/10/9】
男子ゴルフの世界トップ選手、松山英樹プロが使用するパターは、どんなものかご存知でしょうか。
ゴルフに詳しくなかったり、初心者だと、どんなものかよくわからないですよね。
この記事では、松山英樹プロの歴代使用パターについて、紹介します。
エースパター
スコッティ・キャメロン「ニューポート2」
松山プロが最もよく使用しているエースパターは、スコッティ・キャメロンの「ニューポート2」です。
このパターは、長年タイガー・ウッズも愛用しているもので、
タイガー・ウッズが愛用しているおかげで、世界的に人気のあるパターとなりました。
スコッティ・キャメロンの中でも最も知名度・人気のあるブレード型のパターです。
オーソドックスなピン型(ブレード型)を好むゴルファーには最高峰のパターではないでしょうか。
精巧な削り出しで作られたパターヘッドは、構えやすく、とても転がりの良いボールが打てます。
そして、何と言ってもかっこいいデザインですね。
2020-2021年シーズン終了時点での生涯獲得賞金が、約38億円という松山プロ。
このパターでいったいいくら稼いだのか。。
全く同じものではないですが、ゴルフ5でニューポート2.5がセールになっています。
2.5は、2と同じヘッドで、新しいショートスラントネックになり、アドレス時のブレードの見え方が改良されています。
特別な仕様GSSとは!?
松山プロ使用モデルと市販品との大きな違いは、「GSS」です。
GSSとは、ジャーマンステンレスと呼ばれるもので、パターに使われる素材の種類です。
ざっくりいえば、通常のパターは、削り出しならSUS303、鋳造ならSUS304という素材から製造されます。
それに対して、スコッティ・キャメロンでは、独自にGSSをラインナップに入れて、これらとの差別化を図っています。
GSSのパターは、独特の打感でボールの転がりが良いという特徴があるようです。
このGSSは、スコッティ・キャメロンの商標登録となっており、他では使うことができません。
こういった事情でGSSにはブランド価値があり、1本で数百万円という特別なパターとなっています。
ちなみに、このGSSは金属材料としての規格品ではないので、実質はSUS303に近い成分となっているようです。
それでもトッププロが使用している実績から考えると、
スコッティ・キャメロンが、素材から製造、アフターケアまでオリジナルの価値を提供しているといえるでしょう。
松山英樹 歴代使用パター
2021年マスターズ優勝パター
アジア人として初めての優勝となった2021年のマスターズ。
このときに使用していたパターは、エースパターから少しカスタムされたものでした。
このパターは正式にリリースされた製品ではなく、ソール部のトウとヒールにウェイトを装着して、ウェイトの調整ができるようになっていました。
最大の特徴は、ラムキンの太めのコードグリップを採用したことです。
これは、昨年タイガー・ウッズが使用して話題になったものです。
これを採用することによって、グリップの重量が重めになるので、ソールのウェイト調整機能によってヘッド重量を調整したのではといわれています。
4月のマスターズ前にある3月のWGCマッチプレーから使い始め、これがマスターズでうまくハマったようです。
スコッティ・キャメロン「コンビ」
2016年のザ・プレーヤーズ選手権の予選ラウンドでは、センターシャフトのネオマレット型であるスコッティ・キャメロンの「コンビ」を使用したこともありました。
前述のニューポート2など開閉のあるピン型パターを好んで使用しているところからすると、珍しくセンターシャフトのオートマチックなパターで、「FLAT CAT」という平らで平べったいグリップを装着していました。
ネオマレット型のパターは、松山プロのキャリアにおいて、かなり珍しいケースですね。
テーラーメイド「TPコレクション ミューレン」
2017年、WGCブリヂストン招待の最終日で、「61」のコースレコード、キャリアベストをマークしました。
このときに松山プロが使用したのが、マレット型パターのテーラーメイド「TPコレクション ミューレン」でした。
ダブルベンドネックのプロトタイプを使用したようですが、その後ショートスラントネックが装着された市販品は爆発的なヒットとなりました。
松山プロの影響力はすごいですね。
スコッティ・キャメロン「スクエアバック」
日本で初めて開催されたPGAツアー、2019年のZOZOチャンピオンシップでは、スコッティ・キャメロン「スクエアバック」を使用しました。
スクエアバックは、ニューポートと似たブレードタイプのパターですが、ブレードの後ろを少し伸ばしたような形状で、ミッドマレット型というタイプになります。
特徴としては、ニューポートのようなピン型よりも開閉が少なくややオートマチックな使い勝手となります。
松山プロは、市販品とは異なるクランクネックを採用して使用しました。
日本開催で大きな期待を背負いながら、タイガー・ウッズと優勝争いを演じて、見事2位フィニッシュとなりました。
スコッティ・キャメロン「フローバック」
2020年のジェネシス招待では、スコッティ・キャメロンの「フローバック」を使用しました。
フローバックは、マレット型のパターでオートマチックな使い勝手です。
このときは、クランクネック形状を使用して、3日目に「64」というビックスコアをマークしました。
アマチュアは何を使えばいいか
エースパターを見つける
まずは、松山プロのニューポート2のように、信頼できる1本のエースパターを見つけるのが良いでしょう。
ピン型、マレット型やネオマレット型など、様々な形状がありますが、試打で自分のストロークにあうものをチョイスするのが良いです。
松山プロを真似る
前述のとおり、松山プロ使用品は、市販品とは違う部分があり、全く同じ仕様で入手することは困難です。
また、非常に希少であるため、価格が100万円以上になることもあります。
シンプルに真似るなら、自分にあう形状のパターの市販品を購入することです。
少し前の型であれば、中古で安く名パターを購入することができるかもしれませんね。
ゴルフでは、イメージは非常に重要です。
プロがパットを決めているイメージを思い出して、良いパットを決めてください。
松山プロも使用!?パッティング練習器具
パッティングチューター
松山英樹プロが使用している練習器具として有名です。
パターで非常に重要な要素である、「狙った向きにまっすぐボールが出る」を確認することができます。
コンパクトな練習器具で、家でも十分使えるのも良いところですね!
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パッティングミラー
パターは、シンプルな分、構えた方向に球が出るので、アドレスが非常に大切です。
アドレスでは、左目の下にボールを置くのが基本とされていますよね。
これを確かめるのに、最適な練習器具がパッティングミラーです。
プロもこれを使用して、アドレスを確認するくらいですから、アマチュアもやったほうがいいですよね。
筆者は、EYELINE GOLEのパッティングミラーを使用しています。
同じような機能で、少し価格の安いSRIXONのものもあるようです。
松山英樹プロも契約している有名メーカーなので安心ですね。
SRIXON パッティングミラー
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パターマット
家で練習するには、パターマットが欠かせませんね。
筆者が実際に使っているパターマット(幅45cm×長さ3m)を載せておきます。
カップがなく球が戻ってこないのがデメリットですが、マットに変なクセがなく球が曲がらないですし、球の速さがちょうどよく、とても良いマットだと思います。
むしろカップがないので、カップを少し超えるタッチで打つ練習ができ、家でも距離感を確認しながら練習することができます。
筆者は3mのマットを使って、家でも微妙な距離のパットを練習しています。
各家庭で使えるスペースが違いますが、いろんなサイズが選べますので、
パターマットをお持ちでない方は、一度見てみてください。
幅45cm×長さ3m
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幅30cm×長さ2.2m
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おわりに
この記事では、松山英樹プロが使用するパターについてまとめました。
歴代使用ドライバーについてのまとめはこちらをご覧ください。
また、このサイトでは松山英樹プロの最新スケジュールや結果について、情報が入り次第更新しています。
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