【投稿日:2021/3/9、更新日:2021/3/9】
こんにちは。
PGAツアー 2020-2021シーズン アーノルド・パーマー・インビテーショナルの結果です。
コース情報、過去の優勝者や松山英樹プロの過去成績などの大会情報は、過去に記事としてまとめていますので、そちらを参照してください。
過去記事(大会情報・過去成績)
>>アーノルドパーマーインビテーショナル【大会情報/PGAツアー】
この記事では、1日単位での公表データを通算としてまとめることで、大会を通してのデータとして見やすくしています。
また、松山英樹プロの好不調やスコアに影響したデータを独自分析していきます。
本大会は招待試合で、PGAツアーの中でも格上の大会となっています。
また、次週にはフラッグシップ大会のザ・プレイヤー選手権、そして1か月後にはマスターズを控えていますので、好調の選手にも注目していきます。
PGAツアーの年間スケジュール
PGAツアーガイド(スケジュール/開催地/松山英樹)
この記事でわかる事柄
- リーダーボード(1ラウンド毎の変動)
- 松山英樹プロのスコア詳細
- ラウンドデータまとめ(パーオン率、SGパッティングなど)
リーダーボード(順位推移)
日本勢は松山英樹プロのみが出場しています。
1stラウンド
66の6アンダーで、ローリー・マキロイとコリー・コナーズが首位発進となりました。
ローリー・マキロイは、大会のパワーランキング1位に推されたとおり、相性の良さを発揮したゴルフを展開。
また、この大会8度優勝しているタイガー・ウッズの攻略法を分析し、Par5でスコアを確実の伸ばす攻め方をしているようです。
マキロイといえば、高い技術を武器に、強引にガンガンいくイメージがあるのですが、今週は堅実にいくプランか。
2ndラウンド
コリー・コナーズが、今日3アンダー、通算9アンダーで単独首位となりました。
コリー・コナーズはショットが好調な様子。
やはりこの大会はアメリカ勢よりもインターナショナルな選手がずらりと上位陣に並んでいます。
マキロイは1アンダーであまり伸ばせず、3位タイに後退。
一方、調子の良さを継続しているビクトル・ホブラントが3位タイに浮上。
上位フィニッシュすれば、フェデックスポイントランクが1位に浮上する可能性があるようで。
期待の若手から一気にPGAツアーのトップへと駆け上がるのか。
3rdラウンド
ベテランのリー・ウェストウッドがToday7アンダー、トータル11アンダーで単独首位に立ちました。
3rdラウンドは、スコアを伸ばす選手がたくさん出る展開。
そして見どころ満載のラウンドとなりました。
ジョーダン・スピースがホールインワンを記録するなど、今日もスコアを伸ばして4位タイに浮上。
ここ最近の上位への急浮上がすごいです。
なんと直近の4週でフェデックスランクが179位から59位に120位のランクアップ。
優勝なしでここまでのランクアップは、直近の上位フィニッシュの成果ですね。
今大会後も大きくランクアップが期待できるでしょう!
3rdラウンドで一番の見どころをつくったのが、ブライソン・デシャンボー。
風次第では6番のPar5でワンオン(ビックドライブ)を狙うということだったので、動向が注目されていました。
そして今日はフォローの風が。。
魅せてくれました370yardドライブ。
他の選手と全く異なるマネジメントで、Par5の2打目が残り70yardほどという。
デシャンボーが盛り上げるようなジェスチャーをしたので、ギャラリーの盛り上がり方がすごかったですね。
これぞエンターテインメント、これぞPGAツアー、PGAツアー最高ですね!
>>デシャンボーの6番Par5の370yardドライブ
finalラウンド
最終ラウンドは、これまでと同じように深いラフに、強風、硬いグリーンが加わって、難しいラウンドに。
スコアが伸び悩む展開となりました。
そんな中で優勝したのは、ブライソン・デシャンボー。
今大会は、デシャンボーのための大会みたいな感じになりましたね。
最終日の6番ホールでも377yardビックドライブで異次元のマネジメントを見せてくれました。
ティーショットのギャラリーの盛り上がりが異常。
ドラコン大会みたいです。
とはいえ、パワーだけで勝てるような試合ではありません。
アイアンショット、アプローチ、パターどれも高い技術を発揮して、オーバーを打つ選手が大半の中で、Today1アンダー、トータル11アンダーで優勝となりました。
デシャンボーは秋の全米に続く今シーズン2勝目かつビックタイトル獲得となりました。
今シーズンは間違いなく中心となる選手です。
このサイトでは、今後もデシャンボー選手に注目していきたいと思います!
>>ブライソン・デシャンボー finalラウンドハイライト
松山英樹ラウンドデータ
1stラウンド
まずは体の状態が心配されます。
やはり前週のときのしぐさは、状態が良くないということだったのでしょうか。
それの影響なのか、フロントナインではドライバーが左にいく傾向にあり、スコアを落とす展開に。
特にベイヒルは出だしが難しいので、そこでいきなり連続ボギー。。
そして名物6番では池に入れてダブルボギーにして、6ホールで5オーバーという出だし。
普通ならここで気持ちが切れてしまいますが、そこで耐えるゴルフでトータル3オーバー87位タイでフィニッシュ。
3パットが2回あるなど、パターはあまり入っていないイメージでしたが、ストロークゲインド・パッティングのデータは、ほぼほぼ平均値。
体が万全じゃないのが一番大きいと思いますが、それでも耐えて大きく崩れませんでした。
ずるずるいってしまいそうなところを耐えるというのは、なかなかできることではないように思います。
ストローク・ゲインドの説明は過去記事>>
【簡単!用語解説】ストローク・ゲインド(SG)とは?
2ndラウンド
今日は2アンダー、トータル1オーバーとして、見事に予選通過となりました。
状態が悪そうなのに、予選通過ラインに入ってくるのは、さすがとしか言いようがありません。。
これで絶好調なら絶対に勝てるなと思わせてくれます。
本人コメントで家に帰って練習したら、ショットが良い感じだったということで、あまり不安はなかったようです。
確かに、昨日40打になってしまったフロントナインが34になってるわけですし。
すごい修正力ですね。。
3rdラウンド
ムービングデーの3rdラウンドは、3つ伸ばして35位に浮上!
フィールド全体でみると、大きく伸ばす選手が出た日でしたので、本人ももう少し伸ばせたかなというコメントでした。
今日は、6番のイーグルが見事でした!
べたピンにしたセカンドショットの動画がSNSでピックアップされていましたね。
初日はダブルボギーだったホールなのに。。
パターも年初のときのようにストロークゲインドの値が大きくマイナスになることなく、平均よりも良い値となっています。
finalラウンド
強風、硬いグリーン、深いラフといった難条件が重なり、フィールド全体のスコアが伸びない展開に。
やはりこういった難しい条件だと、実力勝負の割合が大きくなるのか、松山プロが順位を上げていく展開となりました。
出だしの難しい1~3番ホールで落とすことはなかったものの、その後は怪しい流れに。
まず、できれば取りたい4番ホールでバーディーを獲れず。
5番は、べたピンショットを打つも、ショートパットを外して残念パー。
そして6番Par5はグリーン周りまでいくも、不運なライのバンカーから4打かかってボギー。
7番はファーストパットを大きくショートして何とかパーセーブ。
という感じで、流れが良くないかなと感じているところを、8番でバーディー。
これで流れを変えることができたように思います。
バックナインで途中スコアを4アンダーまで伸ばしてTOP10圏内へ。
パターもいい感じで決まりましたね。
ストロークゲインド・パッティングも1.8という好成績!
あと、本人コメントでは、ドライバーが気持ちよく打てないという話が当初はありましたが、フェアウェイヒットがラウンドごとに改善され、安定感が増していっているのは好材料ではないでしょうか。
ただ、最後は難しい18番ホールで池に入れてしまい、ダブルボギーでフィニッシュ。
18番は、セカンドショットがフェアウェイでも左足下がりのライから、縦距離合わせが非常に難しいグリーン幅、そして強風と硬いグリーン。本当に難しい設計になっていると思います。
結果として、池は残念に感じますが、これだけ難しい条件が重なってたら、松山プロといえどありえるでしょう。
しかも安全にいこうとして、なお池に入るのであれば、もはや仕方ないとしか言いようがないです。。
Todayのスコアがイーブンで、終わってみれば18位タイでした。
今大会は、松山プロのすごさを改めて実感することになりました。
正直、1stラウンドのフロントナインでは40を打ってしまって、体の状態も良くなさそうで心配でした。
今後、重要な大会をたくさん控えているので、無理しないで欲しい、などと考えていました。
今大会も重要ですが、後に影響が大きいほうが心配だと。
しかし、そういう不本意な始まりであっても、試合を投げるようなことを一切せずに、スコアを伸ばして予選通過、TOP10が見えるところで勝負するという。
目の前の一打に集中ということなのでしょうか。なかなかできないことだと思います。
87位⇒53位⇒35位⇒TOP10いけるか!?というように、
どんどん順位を上げていく姿を見て、素晴らしい精神力、素晴らしい選手だと改めて思いました。
これからも応援していきます!
(とはいえ、体は万全ではなさそうで少し心配。。)
おわりに
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、PGAツアー アーノルドパーマー・インビテーショナルの結果を紹介しました。
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