【投稿日:2021/3/13、更新日:2021/3/13】
こんばんは。
PGAツアーは、引き続きフロリダ州でビックタイトルマッチが行われます。
この記事では、3月11日開幕のPGAツアー、ザ・プレイヤーズ選手権の大会情報をまとめました。
この記事で紹介する事柄
- 大会概要と出場資格
- 開催コース・開催地は?
- 過去の優勝者・この大会を得意としている選手
- 松山英樹プロの過去の成績は?
大会概要・出場資格・2021年の主な出場者
大会概要
- 賞金総額;$15,000,000
- 優勝賞金;$2,700,000
- FedExCupポイント;600
- 1974年トーナメント・プレイヤーズ・チャンピオンシップとして発足
- 1982年からTPCソーグラスでの開催が始まる
- 2006年までは3月下旬に開催、2007~2018年は5月開催、2019年から3月開催に戻っている
- PGAツアーのフラッグシップ大会で第5のメジャーと呼ばれるビックタイトルである
- 優勝者には、5年間のツアーシード、フェデックスポイント600、約3億円の賞金が与えられる。賞金はメジャーを上回る金額になっている
- プレーオフがサドンデス方式ではなく、3ホールのストロークプレーで行われる
- 今までに連覇を達成した選手がいない大会
出場資格・2021年の主な出場者
- 前回大会からのツアー優勝者
⇒パトリック・キャントレー、ブライソン・デシャンボー、ダスティン・ジョンソンなど - マスターズ優勝者(2016-2020)
- プレイヤーズ選手権優勝者(過去5年間)
- 全米プロゴルフ選手権優勝者(2015-2020)
- 全英オープン優勝者(2015-2019)
⇒ジョーダン・スピース - ツアー選手権優勝者(2017&2018)
⇒ザンダー・シャウフェレ - WGCメキシコ優勝者(2018-2021)
- WGC-マッチプレー優勝者(2018,2019)
- HSBCチャンピオンズ優勝者(2017-2019)
- メモリアルトーナメント優勝者(2017-2020)
- フェデックスポイントTOP125(WGCコンセッションまで)
⇒松山英樹 - TOP125(medical)
- 世界ランクTOP50
- 前年のシニアプレーヤーズ選手権優勝者
- 2019-2020シーズンフェデックスランクTOP125
- それに続く最新フェデックスランクTOP10
>>(参考)Inside the Field: THE PLAYERS Championship
PGAツアーのフラッグシップ大会なので、PGAツアーのトップ選手のみが出場できる大会となっています。
ブルックス・ケプカがケガのため欠場となっていますが、ランキング上位選手のうちほぼ全員が出場して、ハイレベルな大会となります。
PGAツアーにおける位置づけ>>PGAツアーガイド(スケジュール/開催地/松山英樹)
日本からは、松山英樹プロのみが出場します。
ちなみに昨年は1stラウンド終了後に新型コロナウィルスのため中止となってしまいましたので、前回大会は2019年となっていて、2020年は記録なしとなっています。
開催コース
コース名
TPCソーグラス スタジアムコース
STADIUM Course at TPC Sawgrass
コースヤーデージ
7,189yards・Par72
フロリダ州ポンデベドラビーチ
時差:日本時間−14時間
コースの概要
- 1980年ピード・ダイ設計で設立
- その後、2006年と2016年にピード・ダイとPGAツアーにより再設計されている
- PGAツアーの本部が置かれている
- 距離は長くないものの、トーナメントをエキサイティングにする設定で16~18番ホールでスコアが動く
- 池が絡むホールが多く、アイランドグリーン(浮島グリーン)の17番Par3が名物ホール
- 18番ホールは左サイドが全て池となっており、タイガーがツアーで最も苦手とするホール
名物17ホールは、トップ選手でも池ポチャの嵐!?
名物17番ホールは、グリーンが池に囲まれた137yardのPar3となっています。
137yardだと、ウェッジでのショットとなるので、PGAの選手であればグリーンを外すようなことは、ほぼないでしょう。
それでもプレイヤーズ選手権では4日間で約40個もの池ポチャがあるようです。。
このホールの難しいところは、グリーンにアンジュレーションがあること、風が舞っていてジャッジが難しいこと、グリーンが硬くて止まらないこと、などが挙げられます。
グリーンをキャッチしたボールが転がって池に入るシーンを大会中何度も見ることになります。
こういった事情から、このホールでは数々の名場面が生まれています。
2013年の大会では、タイガー・ウッズとセルシオ・ガルシアが13アンダーのトップタイで17番ホールを迎えました。
最終日はいつものようにグリーン右端のピンポジション。
ガルシアがピンを狙ったショットをして二連続の池ポチャで優勝争いから一気に脱落。。
ここをうまくしのいだタイガー・ウッズが優勝を手にしました。
短い距離であるだけに、ショット力の高い選手たちはピンを狙ったショットをしてきますが、風の影響やボールの落としどころが少しズレるだけで、バーディーになるか、池に吸い込まれるか、スコアが大きく変わってしまうホールです。。
ショットの感触を良さそうにしても池に入る場面が多々見られるので、本当に難しいのだと思います。
スーパーショットも、ヒヤヒヤも、紙一重なホールになっているので、僅差のスコアで優勝争いが行われていたら、非常におもしろいですね!
そして次の18番ホールが難しいのでさらに影響大になるという。。すごいコースです。
>>セルヒオ・ガルシア 2013年プレイヤーズ選手権 finalラウンド17番ホール
過去の優勝者
直近10年間の優勝者(スコア)
- 2020 中止
- 2019 ローリー・マキロイ(-16)
- 2018 ウェブ・シンプソン(-18)
- 2017 キム・シウ(-10)
- 2016 ジェイソン・デイ(-15)
- 2015 リッキー・ファウラー(-12)
- 2014 マルティン・カイマー(-13)
- 2013 タイガー・ウッズ(-13)
- 2012 マット・クーチャー(-13)
- 2011 KJチョイ(-13)
この大会ではこれまでに連覇を達成した選手はいません。
また、直近の10年間では複数回の優勝を達成した選手もいません。
2017年、2011年と韓国勢が優勝しており、アジア勢と縁のあるビックタイトルかもしれません。
韓国勢といえば、イム・ソンジェは翌週のホンダ・クラシックのディフェンディングチャンピオンなので、池の絡むフロリダのコースも苦手ではないでしょう。
パワーランキング(PGAtour.com)・優勝予想
1_ザンダー・シャウフェレ
2_ジョン・ラーム
3_ウェブ・シンプソン
4_ダスティン・ジョンソン
5_ローリー・マキロイ
6_コリン・モリカワ
7_ジャスティン・トーマス
8_ジョーダン・スピース
・
・
15_松山英樹
>>(参考)Power Rankings: THE PLAYERS Championship
松山英樹プロは15位にランクインしました。
ここのところ3戦連続でパワーランキングから外れてしまっていましたが、
今大会では過去のプレイヤーズで5度の25位以内、2度の10位以内の安定感が評価されたようです。
優勝最有力には、ザンダー・シャウフェレが挙げられました。
今シーズンも常に上位でゴルフしていることで、高く評価されているようです。
松山英樹プロの過去成績
2014年から毎年出場しています。
パワーランキングでも挙げられたように、予選通過した場合は、25位以内に入っています。
その中でも10位以内も2回あります。
- 2020 中止
- 2019 8位(-12)
- 2018 予選落ち(+4)
- 2017 22位(E)
- 2016 7位(-9)
- 2015 17位(-6)
- 2014 23位(-5)
昨年の1stラウンドでは、コースレコードとなる63をマーク。
コロナで中止となったのが本当に残念でした。。
10位以内に2度入っていることからも、相性は良いと考えられます。
松山プロの過去成績>>松山英樹まとめ【プロフィール/獲得賞金/出場予定/試合結果】
前の試合のアーノルドパーマー・インビテーショナルでは、WGCに続いて体の状態が良くないのかという仕草や、体にテーピングが見られました。
その影響もあってか、1stラウンドの出だしの6ホールで5オーバーというかなり悪いスタートになりましたが、終わってみればTOP10が見える位置まで上げてきました。
悪い状況でもきちんと結果が出せるところを見て、改めてすごい選手だなと再認識しました。
今大会でも上位進出に期待がかかります!
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