【投稿日:2021/3/14、更新日:2021/3/17】
こんにちは。
PGAツアー 2020-2021シーズン ザ・プレイヤーズ選手権の結果です。
コース情報、過去の優勝者や松山英樹プロの過去成績などの大会情報は、過去に記事としてまとめていますので、そちらを参照してください。
過去記事(大会情報・過去成績)
>>ザ・プレイヤーズ選手権【大会情報/PGAツアー/松山英樹】
この記事では、1日単位での公表データを通算としてまとめることで、大会を通してのデータとして見やすくしています。
また、松山英樹プロの好不調やスコアに影響したデータを独自分析していきます。
PGAツアーのフラッグシップ大会ということで、メジャーにつぐ大会となっています。
世界ランキング上位選手がほぼ全員出場というハイレベルな試合です。
そしてマスターズまで1か月を切ってますので、今後のビックマッチも占っていこうと思います。
この記事でわかる事柄
- リーダーボード(1ラウンド毎の変動)
- 松山英樹プロのスコア詳細
- ラウンドデータまとめ(パーオン率、SGパッティングなど)
リーダーボード(順位推移)
日本勢は松山英樹プロのみが出場しています。
1stラウンド
65の7アンダーで、セルヒオ・ガルシアが首位発進となりました。
ガルシアは、2008年の優勝者で、2013年もタイガー・ウッズと名勝負を繰り広げるなど、プレイヤーズを得意としている選手の一人です。
今日も高いショット精度を武器にPar5で2つのイーグルを獲るなど、大きくスコアを伸ばしました。
ソーグラスで60台をマークした回数が25回目で、これがツアーで最も多い選手となっており、最もこのコースと相性の良い選手といえるでしょう。
フィールド全体でみると半分以上の選手がオーバーパーとなっているので、この7アンダーは頭一つ抜け出す展開となりました。
一緒にまわっていた優勝候補のローリー・マキロイが7オーバーでしたので、スコアが出やすいコンディションではなかったでしょう。
今日の名物ホールの17番は、奥ピンで池ポチャがすごい数見られました。
その数、一日で31個。。
ミスショットでなくても池に入ってしまうのが、このホールの難しさ。
風、グリーンの硬さ、傾斜。。全然ボールが止まりません。。
これだけのトップ選手が143yardで池ポチャになるというすごいホールです。
3連続で池ポチャするという選手が2人も。。
1stラウンドの池ポチャ集はこちら>>
2ndラウンド
リー・ウェストウッドが、6アンダー、通算9アンダーで単独首位となりました。
前週のアーノルドパーマー・インビテーショナルでも一時首位になっていたので、好調が続いているのだと思います。
6バーディー、ノーボギーで安定感のある素晴らしいゴルフです。
マシュー・フィッツパトリックが2位、セルヒオ・ガルシアが3位ということで、ヨーロッパ勢が上位にきました。
昨日抜け出したガルシアは、ショートパットをたくさん外してしまい、自滅。。
相当短いパットを外していたので、見ていてかわいそうでした。。
目をつぶってパッティングするという独特のスタイルで、パターに悩んでいるようでした。
フィールド全体でいけば昨日よりも全体的に伸ばす展開になり、予選カットラインがイーブンに。
結果として、ザンダー・シャウフェレ、ウェブ・シンプソン、ローリー・マキロイといったパワーランキング上位組が予選落ちとなりました。
こういったトップ選手でも予選落ちとなってしまうということで、最近のPGAツアーのレベルが非常に高まっているということを示しているのではないでしょうか。
>>リー・ウェストウッドの2ndラウンドハイライト
3rdラウンド
2ndラウンドに続いてリー・ウェストウッドが4アンダー、トータル13アンダーで単独首位キープとなりました。
フロントナインをノーボギーとはいえ我慢のゴルフをしていたら、バックナインで4アンダーをマークして、2位に2打差をつけるトータル13アンダー。
ノーボギーのラウンドで、初日から-3、-6、-4という安定感のあるラウンドが続いています。
ムービングデーの注目結果でいえば、ジャスティン・トーマスがべたピンイーグルを記録するなど、64の8アンダーをマークして3位タイに浮上。
ショットがキレキレでしたね。
ジャスティン・トーマスは、こういった爆発的なスコアを出すのが魅力で、トップと3打差なら十分にチャンスがあると思います。
>>ジャスティン・トーマスのハイライト(64の8アンダー、べたピンイーグル)
finalラウンド
3rdラウンド大爆発したジャスティン・トーマスが今日も4アンダーをマークして優勝しました。
これで、PGAツアーは通算14勝目で、ビックタイトルであるPGAツアー年間王者、メジャー、WGC、プレイヤーズを全て獲得となりました。
1月のセントリートーナメント・オブ・チャンピオンズでの不適切発言からいろいろとありましたが、強いゴルフを見せてくれました。
内容を見ても、10番、11番、12番で、バーディー、イーグル、バーディーとドカンと勢いに乗って、ダボ以上もありえる難しい17番と18番ホールをパーでいくという、勝者のゴルフ。
先週のアーノルドパーマー・インビテーショナルでも最終組の二人(リー・ウェストウッドとブライソン・デシャンボー)の逃げ切りを許さないプレーでした。
リー・ウェストウッドは、3rdラウンドまでボギーを打たないゴルフができていたのが、finalラウンドはボギーが先行して苦しい展開となりました。
松山英樹ラウンドデータ
1stラウンド
前週のアーノルドパーマー・インビテーショナルでは、初日のフロントナインから出遅れたものの、そこから巻き返して、最後にはTOP10圏内を争うという展開でした。
徐々に調子を上げていったように見えたので、昨年の初日コースレコードとあわせて、期待できるのではと思っていました。
しかし、今大会は1stラウンドの中でなかなか修正が効かず、4オーバーと出遅れる展開に。。
ショットが思ったよりも修正が効かなかったので、本人もプレー中いろいろと考えるラウンドとなってしまったようです。。
それにしてもフロントナインが41なので、ここまで苦戦するのは珍しいかなと思います。
2ndラウンド
今日は3アンダー、トータル1オーバーとして、予選落ちとなってしまいました。。
ほとんど予選落ちしないですが、この4連戦の中で2回目の予選落ちとなってしまいました。
ただ、内容としては17番、18番と非常におしいパットだったので、紙一重で悪いほうの結果になってしまったという印象です。
最後、18番は終わった後、池にボールを投げていたので、珍しく悔しさを態度に出していましたね。。
本人コメントにおいても、「上がりホールのパターで良いストロークができた」ということであったので、目澤コーチとの練習の成果を感じているようでした。
確かにデータ上においても、ストロークゲインド・パッティングのスタッツが、シーズン序盤に比べるとツアー平均に近い数字となってきたので、好転しているのではないでしょうか。
ストローク・ゲインドの説明は過去記事>>
【簡単!用語解説】ストローク・ゲインド(SG)とは?
今後のスケジュール
この4週は、招待試合、WGC、プレイヤーズといったビックタイトルが続いていく4連戦でした。
結果としては、TOP10に入ることができず、本人としても不本意な結果であったように思います。
今後のスケジュールは、WGCマッチプレー、そしてマスターズとなるようです。
いよいよメジャーが始まりますので、流れが良くなることを願いながら、応援を続けていきます!
>>今後のスケジュールはこちら
松山英樹まとめ【プロフィール/獲得賞金/出場予定/試合結果】
おわりに
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、PGAツアー ザ・プレイヤーズ選手権の結果を紹介しました。
マスターズまで1か月を切ってきました。
ジャスティン・トーマスやブライソン・デシャンボーといった大本命が好調をキープしているので、マスターズでも中心的な存在となりそうです。
一方で、マスターズタイトルが何よりも欲しいローリー・マキロイは、今大会7オーバーで予選落ちとなってしまい、その原因として肉体改造やスイング改造で、ショットが不安定になってしまっているようです。
それをどう調整してくるかがキーになりそう。
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