【投稿日:2021/3/5、更新日:2021/3/6】
こんばんは。
PGAツアーは、先週に引き続きフロリダ州でビックタイトルマッチです。
この記事では、3月4日開幕のPGAツアー、アーノルドパーマー・インビテーショナルの大会情報をまとめました。
この記事で紹介する事柄
- 大会概要と出場資格
- 開催コース・開催地は?
- 過去の優勝者・この大会を得意としている選手
- 松山英樹プロの過去の成績は?
大会概要・出場資格・2021年の主な出場者
大会概要
- 賞金総額;$9,300,000
- 優勝賞金;$1,674,000
- FedExCupポイント;550
- 1966年フロリダ・シトラスオープン・インビテーショナルとして発足
- 1979年から「ベイヒル」が入った大会名での開催が始まる
- 2007年からアーノルドパーマー・インビテーショナルとして開催されている
- 2014年から優勝者に3年シードが与えられるようになる
- 優勝者には、赤いカーディガンが贈られる
- 2019年から全英オープンの出場資格を最大3名に与えられる大会になった
- 出場者120名の招待試合で、ジェネシス・インビテーショナル、メモリアルトーナメントと同等の格付け
出場資格・2021年の主な出場者
- 過去のアーノルドパーマー優勝者
⇒ティレル・ハットン、ローリー・マキロイ - プレイヤーズ選手権優勝者(2016-2019)
- メジャー(全米・PGA・マスターズ)優勝者(過去5年間)
⇒パトリック・リード、ブライソン・デシャンボー - メジャー(全英)優勝者(2016-2019)
⇒ジョーダン・スピース - WGC-優勝者
⇒ケビン・キズナー - PGAツアー過去1年以内の優勝者
⇒ビクトル・ホブラント - 前回のプレシデンツカップアメリカチームメンバー
- 前回のプレシデンツカップ世界チームメンバー
- 世界ランキング50位以内
⇒松山英樹 - life member
- スポンサー招待(2018-19FedExCup/2019Korn Ferry tour)
- スポンサー招待(Members not otherwise exempt)
- スポンサー招待(自由枠)
- 前年のフェデックスランクTOP70
- 最新フェデックスランクTOP70(ジェネシスまで)
- PGA Section Champ/Player of the Year
- 最新フェデックスランクTOP70以降
>>(参考)Inside the Field: Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard
招待試合の位置づけで、PGAツアーの中でも格上の大会になります。
参考>>PGAツアーガイド(スケジュール/開催地/松山英樹)
トップ選手ばかりの大会ではありますが、先週のWGCと来週のプレイヤーズというビックタイトルマッチが連続する関係か、世界ランキングTOP25のうち12名がエントリーという状況です。
日本からは、松山英樹プロのみが出場します。
ちなみに今年は1日8,000人を上限に観客を動員して開催されます。
開催コース
コース名
ベイ・ヒル・クラブ&ロッジ
Bay Hill Club & Lodge
コースヤーデージ
7,466yards・Par72
フロリダ州オーランド
時差:日本時間−14時間
コースの概要
- 1961年ディック・ウィルソン設計で設立
- アーノルド・パーマーが気に入り1974年から2016年まで所有(冬に避寒地として過ごす場所だった)
- アーノルド・パーマーによって再設計されている
- ウォルトディズニーワールドから約10kmのところにあるリゾート内にある
- フロントナインの1~3ホールが難しいホールで出だしからスコアが動く
- 大きな池が配置され18ホール中9ホールが池に絡む
- ラフに入れると難しいセッティングになっており、ティーショットがカギとなる
- 松山英樹プロが年始の特番で難しいコースとして挙げた
- 名門プライベートコースであるが、地元の高校のホームコースとして利用されていて、
高校生が放課後に練習したり、対抗戦で使われたりしている(ジュニア育成に積極的)
オーランドに自宅のある松山プロは、PGAツアーの試合で唯一、自宅から会場に通う大会になっているようです。
Par5でワンオン狙い!?
6番ホールPar5は中央に池が配置されており、池の周囲をぐるりと回る左ドックレックのホールになっています。
普通の感覚なら、ぐるりと回るマネジメントしかありえないのですが、
ここを直線的に約350ヤードの位置にあるグリーンを狙っていくという強者が。。
それは、コロナ禍で大きく飛距離を伸ばした話題の選手ブライソン・デシャンボー。
大会前日のプロアマで二回チャレンジしたところ、二回とも池ぽちゃだったようですね。
でもチャレンジするということ自体、とても意味のあることのように思います。
良い風が吹いたら、いつか届く日がくるかもしれません。。
>>(参考)デシャンボーが“555ydパー5”で1オン挑戦? 過去にデーリーは「18打」
番外編(ウォルトディズニーワールド)
ベイヒル・クラブ&ロッジから約10kmに位置する世界最大級のディズニーリゾート。
2021年で50周年を迎えます。
4つのテーマパーク、2つのウォーターパーク、20以上のホテル、といった巨大なリゾートとなっています。
東京にある山手線の内側の1.5倍という広大な敷地で、テーマパークを1日1つ行くとしても4日間もかかります。。
アーノルドパーマーインビテーショナルに家族帯同で来て、ディズニーを家族で楽しむ選手もいるようです。
過去の優勝者
直近10年間の優勝者(スコア)
- 2020 ティレル・ハットン(-4)
- 2019 フランチェスコ・モリナリ(-12)
- 2018 ローリー・マキロイ(-18)
- 2017 マーク・リーシュマン(-11)
- 2016 ジェイソン・デイ(-17)
- 2015 マット・エブリー(-19)
- 2014 マット・エブリー(-13)
- 2013 タイガー・ウッズ(-13)
- 2012 タイガー・ウッズ(-13)
- 2011 マーティン・レアード(-8)
最近は、たまたまなのか、アメリカ勢が優勝していません。
ヨーロッパやオーストラリアの選手が優勝しています。
ここでは直近の10年間をピックアップしましたが、すごいのはタイガー・ウッズ。
何とこの大会を合計8度も優勝しています!
相性抜群というのと、難しいコースだと実力の差が出やすいということなのでしょうか。
難コースを何回も優勝しているといえば、他にもトーレパインズも7回優勝しています。
ここは1月にファーマーズ・インシュランシュ・オープンが開催されるコースで、距離が長い難コースです。
ちなみにトーレパインズは今年の全米オープンの開催コースとなっています。
タイガー・ウッズおそるべし。。
パワーランキング(PGAtour.com)・優勝予想
1_ローリー・マキロイ
2_パトリック・リード
3_ブライソン・デシャンボー
4_マシュー・フィッツパトリック
5_ティレル・ハットン
6_イム・ソンジェ
7_マーク・リーシュマン
8_ビリー・ホーシェル
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>>(参考)Power Rankings: Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard
松山英樹プロはランク外となりました。。
これで3戦連続でパワーランキングから外れています。
やはり、直近の成績を考慮されてのことでしょう。
優勝最有力は、圧倒的な過去成績を残しているローリー・マキロイでしょう。
記事にもあるとおり、6回出場して2018年の優勝、4度の6位以内という成績は1位予想には完璧です。
今シーズンも常に上位でゴルフしているので、調子も良いと考えられます。
私の期待は、ブライソン・デシャンボー。
Par5でワンオンというのは、プロアマだけでさすがに本番チャレンジしないとは思いますが、注目してしまいます。
またマキロイが優勝した2018年は単独2位フィニッシュで、マキロイが最後に大爆発したので勝てはしませんでしたが、勝ってもおかしくない素晴らしいゴルフでした。
その後、全米オープンを獲るまでに強さに磨きがかかっていますので、今大会期待したいです。
松山英樹プロの過去成績
2015年から毎年出場していますが、あまり上位にはきていません。
一度6位がありますが、結果だけ見ると得意とはしていなさそうです。
年始のインタビューでも難しいコースとして挙げていたくらいですし。
- 2020 56位(+11)
- 2019 33位(-2)
- 2018 49位(-1)
- 2017 45位(+2)
- 2016 6位(-11)
- 2015 21位(-8)
過去の出場試合結果一覧>>松山英樹まとめ【プロフィール/獲得賞金/出場予定/試合結果】
前試合のWGC・ワークデイ選手権の最終日では、スタート前に首か肩を痛そうにしていたのが、気になりました。
そして今大会のプロアマでは、首に痛みがあって途中棄権したという情報でした。
体の状態が悪いと、プレーに集中できない恐れもあるので、体にも悪いし、メンタル的にも悪いしで心配です。
今週も重要な試合ですが、来週はフラッグシップ大会のザ・プレイヤーズ選手権、そして1か月後にはマスターズとなります。
まずは、ここで状態が悪くならないように祈ります。。
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